ルナ
Luna カリフォルニアワインで有名なナパヴァレーのシルバラード・トレイルを南から走り、スタッグズ・リープ地区に差しかかる前に左に見えるのがルナ(Luna)というワイナリーです。創立は1995年、まだ若いワイナリーで、知名度もさほど高くないかもしれません。大きなオリーブの木があるテイスティングルームの建物はイタリアン・ビラを思わせます。新しい建物ながら、アンティークなフレーバーでデザインされており、ラスティックです。テラスに立つとアメリカと思えない雰囲気、まるでイタリアのワイナリーみたいです。このイタリアン・ビラ、中に入って見ると、中もとても凝った造りなのが分かります。ペルシャカーペット、アンティーク風の扉や家具、木の梁などが雰囲気のあるインテリアです。テイスティングバーはこの建物の中心にあり、愛想のよいスタッフの人達が話しかけてきます。 このワイナリー、歴史が浅いといっても、実は創立者は超ベテランです。ジョージ・ヴェア氏(George Vare)とマイク・ムーン氏(Mike Moone)はナパでは伝説的とも言える人達。ムーン氏は元ベリンジャーのプレジデント、ヴェア氏はムーン氏とシルバラード・パートナーズを創立した人物です。この二人はワイナリーのM&Aなどで、ナパの中心人物として知られています。この二人に加え、ワインメーカーとして参加したのが、ワイン造りの神様とも言われるジョン・コングスガード氏(John Kongsgaard)です。 コングスガード氏が自分の名前を付けたワイナリーから「ジャッジ」というシャルドネは登場させ、突如パーカー氏から高得点を貰ったことで有名です。今も「ジャッジ」はカルトワインとして高価で取引されています。さて、もともとは音楽家だったコングスガード氏は、ニュートンワイナリーでミシェル・ローラン氏から学びながら、優秀なワインを創造し、ニュートンの名前を世に知らしめた影の立役者とも言われるくらい、ワイン造りのインテリと知られています。。ナパのワインビジネスの伝説的存在であるムーン氏、ヴェア氏が揃えば、コングスガード氏が参画したのも理解が出来るように思えます。今はコングスガード氏はもう居ないようですが、当時は「コングスガード」とシャルドネに自分の名前をつけていたようでです。ワイナリーの名前になったルナ(月)はもちろんムーン氏の名前をかけてあるのです。 ルナの特徴は、サンジョベーゼ、ピノ・グリのようなイタリアで人気のワインを造っている点でもあります。ムーン氏は、イタリアで人気のブドウ種がとても好きで、ヴェア氏とコングスガード氏はイタリアに実際に足を運び、サンジョベーゼとピノ・グリでのワイン造りを勉強したそうです。その時、メルロも北イタリアでは育てらている人気のブドウだと気付き、アメリカではカベルネに比べ何かと人気の薄いメルロにも力を注ぐことになりました。コングスガード氏にとってメルロはお手の物です。なるほど、やっとイタリアン・ビラとの関連が見えましたね。 テイスティングは二種類。値段がありますが、やっぱりリザーブテイスティングを試したいところ。味はまるで熟練のワイナリーのよう。ナパらしい味の濃い、高級感のあるワインです。お待ちかねのサンジョベーゼは、イタリアのものとちょっと違って、フルーツ感が漂う楽しいサンジョベーゼでした。アメリカ流の解釈によるイタリアワイン、という感じでしょうか。メルロは驚きの一本。とてもユニークで独特の香りがあります。カベルネの比べると影の薄いメルロですが、天才醸造家の教えを貫いたためか、カベルネとは全く方向性の違う、腰のやわらかなワインが出来たようです。 この建物、実は二階にテラスがあります。登ってみると、ルナの葡萄畑が一望出来ます。この辺りを周った時にはちょっと覗いてみてはいかがですか?
デイビッドアーサー
David Arthur 今日はワシントンワインからカリフォルニアワインに戻って、デイビッド・アーサーワイナリーについてのレポートです。ここは以前一度レストランでデイビッド・アーサーのメリタッジオ(Meritaggio)を飲んでからずっと気になってたワイナリーです。予約のみ、というワイナリーですが、ワイン通のファンも多いデイビッド・アーサーは予約もすぐには入りません。2日前に電話でお願いしたところ、キャンセルが出たのでOKという嬉しい返事が。デイビッド・アーサーの生産量はとても少ないので、その手に入りにくさもあって、「カルトワイン」と呼ぶ人もいます。 デイビット・アーサー・ワイナリーはナパといっても、丘の上にあります。ヘネシー湖(Lake Hennesey)の脇から、丘をグネグネと登っていくと、丘の頂上に葡萄畑が広がります。ナパのダウンタウンは天気が良かったのに、この丘の上は少し霧が立ち込めていました。 農家の倉庫風の建物がテイスティング・ルームも兼ねた醸造工場となっています。なんと、迎えてくれたのはデイビッドさんの娘さん、ローラ(Laura)さんでした。デイビッド・アーサーは家族経営にこだわっており、会社のほとんどの人がデイビッドさんの家族の一員ということでした。ローラさんによると、最初はワインメーカーも雇わず、自分たちでワインを造っていたそうですが、やはり上手くいかず、ワインメーカーを外から雇いだしたということです。 やはり予約のみという触れ込みだけあって、私以外に参加した他の二組はワイン業界のプロ達。一組は他のワイナリーの経営者、もう一組は葡萄栽培を研究する地質学者ということでした。緊張のままワインの醸造過程の見学に入ります。すぐに走って参加したのが、ワインメーカーのナイル(Nile)さん。スターリング(Sterling)やシャトー・モンテレーナ(Chateau Montelena)などで鍛えた凄腕です。細かくワインの醸造過程を解説してくれるのでとても勉強になります。 ちょうどステンレス樽に酸素を送り込む作業中で、醸造場は淡いブドウと酵母の香りでいっぱいでした。外に行ってまず目に入るのが、葡萄畑の地質です。石の多い砂利系の地質だそうです。ナイルさんは地質こそ葡萄の味に影響する、と強く信じています。水はけが大事なのですね。地質学者の方も山のように質問をしています。 テイスティングルームでは、お待ちかねのメリタッジオ(Meritaggio)以外に、得意のカベルネもあります。カベルネはもう口をつける前から香りが立ち上ります。ゲストで来ていた他のワイナリーの経営者は「どうやってこの味が出せるんだ?」と思わず言ってました。メリタッジオが面白いのは、カベルネとサンジョベーゼ、カベルネ・フランそしてプティ・ヴェルドのブレンドという点です。毎年、ブドウの出来によってブレンド率やブドウの種類を変えるそうです。特にサンジョベーゼの香りがワインを非常にユニークなものに仕上げています。ローラさんもメリタッジオが一番好きなそうで、自分の結婚式にはこのメリタッジオのマグナムボトルを全てのテーブルに並べたそうです。そして、シグニチャーのエレベーション1147(Elevation 1147)。丘の頂上にある葡萄畑を意味したこのワインは、選んだ最高の葡萄のみをつかったカベルネで造られています。朝に開けて半日待ったこのワインは、グラスに注がれた瞬間、香水を思わせるような強烈な香りを放ち出します。だれもが「美味しい」「美味しい」と口々にコメントを述べていました。
ローラー ザティラ ヴィンヤード
Laura Zahtila Vineyard 4月にサンフランシスコで開催されたヴィントナーズマーケットのテイスティングイベントのリポートです。これまでにイベントに参加していたいくつかのワインメーカーをご紹介してきましたが、今回でシリーズの最後となります。 ローラー ザティラはナパヴァレーのカリストガにヴィンヤードを持つスモールプロダクションのブティックワイナリーです。オーナーのローラーさんは、以前はシリコンヴァレーのサンノゼにあるハイテクカンパニー、シスコシステムスのセールススペシャリストだったそうです。その当時、1999年にカリストガのワイナリーを購入して、ビジネスのフィールドをハイテクのメッカ、シリコンバレーからワインカントリーのナパに移して、ワイン造りという新たなチャレンジを始めたそうです。そしてローラーさんは、今ではワイン造りのチームメンバーと一緒になってプレミアムワイン造りに従事しています。イベント当日も彼女本人がブースに立ち、丁寧にワインの説明をしてくれました。 以下のワインがテイスティングできました。 2007年 ドライクリーク ヴァレー ジンファンデル 2007 Dry Creek Valley Zinfandel ベリー、ブラックベリー、ほんのりとラムレーズンのアロマのワイン 2007年 オーツヒルエステート ジンファンデル 2007 Oat Hill Estate Zinfandel スィートプラムとブラックチェリーの香りのワイン 2007年 カリストガカベルネ バーローヴィンヤード 2007 Calistoga Cabernet “Barlow Vineyards” このワインの特徴はチェリーだそうです。ブラックチェリー、すっぱいチェリーがヴァニラと組み合わさったようなワイン 2005年 ナパヴァレー カベルネソーヴィニヨン 2005 Napa Valley Cabernet Sauvignon どうやら ローラザティラはカベルネの評判がいいようです。 2007年カリストガ カベルネ バーロー ヴィンヤードは94ポイント(ワインエンスーシアスト)、他に2003年 べックストオファー(Beckstoffer Vineyards, Georges III) は92ポイント(ワインアドヴォケート)の評価を得ています。でも個人的にはジンファンデルの方が印象的でした。機会があったらトライしてみてはいかがでしょうか? Laura Zahtila Vineyard http://www.zahtilavineyards.com/
モーデス オペランディー セラーズ
Modus Operandi Cellars 4月にサンフランシスコで開催されたヴィントナーズマーケットのテイスティングイベントのリポート第3回です。このイベントで14のワイナリーの ブースをまわることができました。それぞれのブースでテイスティングして話を聞いてきましたが、そのうち印象的だったワイナリーを中心に、シリーズでご紹 介しています。そして本日はこちら、モーデス(Modus)です。 モーデスのブースに行ってみると、他のブースと違った雰囲気を感じました。というのが、ブースに立っている人達が、自分の頭の中にあるワインのイメージと離れていたからです。カジュアル?ロック?っぽいとでもいうのでしょうか、みんな比較的年齢が若いのです。 さっそく帰って調べてみました。モーデスは、ナパにあるスモールプロダクションのレアなワインを造っているブティックワイナリーでした。そして、モーデス オペランディーとは、ラテン語でプロダクションメソッドという意味です。 ワインメーカーでパートナーのジェイソンムーアー氏はハードワーカーのアメリカンドリームを手に入れた成功者と言えるかと思います。(まだまだ、と彼は言うかもしれませんが。。) [caption id="attachment_4933" align="aligncenter" width="228" caption="イベント参加者と握手するムーア氏"][/caption] 彼は以前はダラスで昼はリアルターとして、そして夜はウェイターとして働いていました。そして2002年にダラスを離れ、ワイン造りを学び、ワインメーカーとなるためにカリフォルニアにやって来ました。ナパに来てからもウェイターを続けながら、ワイン造りを学び、体験し、そして2004年に彼のパートナー達と一緒にモーデスを設立しました。 [caption id="attachment_4934" align="aligncenter" width="228" caption="ムーア氏とスタッフの人達"][/caption] 彼のワインは、アメリカ中の多くのレストランによって支えられているようで、カリフォルニア以外に、ニュージャージー、テキサスなどの州の40以上のレストランにおいてもらっているようです。この規模のワイナリーではまれなことと思えますが、それはウェイターだった彼が、レストラン業界に多くのサポーターを持っているからなのかもしれません。 そして、モーデスの2008年 モーデス オペランディー ソーヴィニヨンブラン ナパ ヴァレーは、2009年の11月、ホワイトハウスでのインドの首相夫妻を招待したオバマ大統領の晩餐間で用意されたワインだったということを思い出しました。 2009年 モーデスオペランディー ソーヴィニヨンブラン 2009 Modus Operandi Sauvignon Blanc Rutherford 最後に少し話しがそれますが、この時の晩餐会はちょっとした世間を騒がせる話題になりました。招待されていないリアリティーTVのタレントのカップルが、シークレットサービスのチェックをかわして紛れ込んだという印象深いパーティーでもあります。そうか、パーティークラッシャーで話題になったパーティーか、などと笑いながらイベントでテイスティングしたモデースのワインを思い出しました。
シャペレ
Chappellet at the San Francisco Vintners Market Tasting Event 4月にサンフランシスコで開催されたヴィントナーズマーケットのテイスティングイベントのリポートです。このイベントは、ブティックワイナリーなどの小規模ワイナリーが自分達のワインを消費者に直接アピール、または販売できるようにといった目的で行われています。ですから今回は生産量の多い有名なワイナリーは見かけませんでしたが、でも反対に、今まで知らなかったワイナリー(ワイン)にも出会うことができました。そしてこの度のイベントで、14のワイナリーのブースをまわることができました。それぞれのブースでテイスティングをして話を聞いてきましたが、そのうち印象的だったワイナリーを中心にご紹介していきたいと思います。 [caption id="attachment_4594" align="aligncenter" width="300" caption="イベント会場内"][/caption] シャペレ(Chappellet)は、1967年に創設者のシャペレ夫妻が、深みがあり複雑ですばらしいボルドースタイルのワインを造りたいとオープンした、40年以上続く家族経営のワイナリーです。シャペレはカベルネなどの赤ワインが有名で、最近では、2009年ワインスペクテータートップ100ワインの6位に、シャペレ2006年のカベルネソーヴィニヨン、ナパヴァレー シグナチャーが選ばれました。実力のあるワイナリーで、もうすでに日本でも有名ですね。 以下のワインがテイスティングできました。 2007年 プティシラー 2007 Petite Sirah ブルーベリー、ブラックベリーフルーツのアロマ、ベリー、プラムなどのフレーバー 2008年 シグナチャー カベルネソーヴィニヨン 2008 Signature Cabernet Sauvignon スパイシーでブラックベリー、チェリーなどが折り重なるアロマ、リッチでまるみのあるタンニンがフレーバーに加わって美しく凝縮されたワイン 2008年 プリチャード ヒル カベルネ ソーヴィニヨン 2008 Pritchard Hill Cabernet Sauvignon 100パパーセントフレンチオークを使って熟成され、リッチなブラックチェリー バイオレットの香り、深みがあり複雑なワイン。こちらはワイナリー希望価格が148ドルですが、テイスティングさせてくれました。なんて大盤振る舞いなんでしょう。 有名なワインメーカーなので、ブースにはたくさんの人が集まっていました。みんなシャペレのワインを楽しんでいました。
シャトー モンテレーナ
Chateau Montelena Winery 今日は、カリフォルニアワインの有名なワイナリー、シャトーモンテレーナをご紹介します。と言っても、すでに多くの方がモンテレーナについては書いているので、本日のエントリーでは訪問時の写真と、簡単な説明をしています。 短いカリフォルニアワインの歴史の中では、モンテレーナの歴史は比較的長い方に入ります。1882年にアルフレッド タブス(Alfred Tubbs)はナパバレーはブドウ造りには最適と知って、カリストガから少し離れた土地を購入してヴィンヤードにしました。その後禁酒法によってワイン造りは中断しますが、禁酒法が終わってワイン造りを再開します。でもその後、またしばらくの間モンテレーナではまたワインは造られなくなります。というのは、モンテレーナーは1958年に中国系のエンジニアの夫婦の手に渡りますが、彼らはただピースフルな場所としてモンテレーナを選んだのであって、ワイン造りには興味がなかったからなのです。二人はモンテレーナの庭に中国庭園風のアクセントを加えました。その後、1972年にジムバレット(Jim Barrett)がモンテレーナを購入して、再びモンテレーナのワインの歴史が始まります。 真ん中左に赤いアジアンテイストの橋と 真ん中右にアジアンテイストのあずまや 1976年の有名なパリステイスティングは、モンテレーナの1973年シャルドネ、他カリフォルニアワインがフランスワインに勝ち、カリフォルニアワインを世界に広める歴史的なイベントです。このテイスティングについての映画がボトルショックです。興味のある方は是非ご覧ください。以前のボトルショックのエントリーはこちらをどうぞ。 そうそう、最近モンテレーナにジェレミーアイアンス(イギリスの俳優です)が来ていたようです。環境に優しい農業についてのドキュメンタリーフィルムの撮影だったそうですが、いつの公開かはまだ決まっていないようです。 モンテレーナでは2つのテイスティングがあります。一つは事前予約が必要なく、テイスティングカウンターでワインを楽しむコースです。こちらは20ドルで最近リリースされたワインがテイスティングできます。そしてもう一つは、ライブラリーテイステイングといって、予約が必要なコースです。こちらは40ドルとちょっと高めですが、ライブラリールームでのテイスティングになります。ただ、以前は行われていたツアーは今はなく、このライブラリーテイスティングではシャトーの中は見学できないのが残念でした。 予約無しのテイスティングはこちらで ライブラリールーム ライブラリールームでのテイスティングはこちらで 今回のテイステイングで一緒になったのは、トルコから来たワインメーカーのインターンの女の子と、サンディエゴから新婚旅行でナパに来たというアメリカ人のカップルでした。案内人はモンテレーナの歴史とテイスティングしているワインの説明をしてくれます。モンテレーナの大きなお客はイギリス人だそうです。それと日本だと言っていました。そんな会話を楽しみながらテイスティングをしました。 映画ボトルショックを見ていると、カリフォルニアのシャルドネが飲みたくなります。そんな映画の舞台となっているモンテレーナを皆さんも一度訪問してみてはいかがでしょうか。
グロス ナパワイナリー
Groth グロスのカベルネが有名になったのは、1985年のカベルネにロバート・パーカー氏がナパで最初の「100点」を与えたという大事件からです。アメリカ人の間でも、カベルネといえばグロス、とこだわる人も多いくらい、ナパの超有名ワインです。 デニス・グロス氏(Dennis Groth)は、シリコンバレーのサンノゼにあったアタリ(Atari)というゲーム会社のCFOでした。アタリは80年代を制覇したとも言われるコンピュータ・ゲームの先駆者。あの時代にはだれもが持っていたゲーム機でした。大「当たり」したアタリは84年に売却され、そのままグロス氏とその家族はサンノゼを捨ててナパに移ることになります。 もちろん、ナパに移ったのは、グロス氏の夢であるワインのためです。グロス氏は、上質のカベルネを求め、オークヴィル(Oakville)に畑を1981年に購入していました。これが彼の人生を変える最大の投資だったのです。グロス氏は、オークヴィルのカベルネを使ったワインが大好きで、オークヴィルこそ、最高のカベルネの産地と強く信じます。オークヴィルへのこだわりが、グロス・ワインの始まりだったのです。ちなみにオークヴィルのカベルネが上質だっただけではありません。それからグロス氏は絶え間ない努力をして、グロスのファースト・ビンテージの1982年から三年後に大当たりのワインを造りだします。夢のような話ですね。 テイスティングルームのある建物は同じくオークヴィル、葡萄畑の横に位置します。オークヴィルOakvilleではそのシグニチャーであるカベルネを主に育て、もう一つのヒルズヴィル(Hillsville)ではシャルドネとメルロを主に育てているようです。オークヴィルにある建物は、ピンクのスパニッシュスタイルのとても可愛い建物で、まるでスペインの寺院のようで、大きくて存在感があります。それでもピンクの外装が、同時に優しい雰囲気を演出しています。 大きな扉を開けると、中はテラコッタタイルの床、とても高い天井。本当にスペインの歴史的な建物みたいです。テイスティングは人気のワイナリーのため、予約のみ。予約を確認してテイスティングの出来るバーに通されます。予約制のワイナリーの良さは、訪問者が少ないので、とてもパーソナルなサービスをしてもらえるところ。ワインに詳しい店員さんは、「これは同じワインでヴィンテージ違い」といいながら、様々な種類のワインを飲ませてくれ、ワイン談義が盛り上がります。「あ、このワイン、若くてタンニンが強いけれど、脂ののったステーキに合いそう!」とか、様々な意見が飛び交います。最後に「これは分かるかな?」と言って秘密の一本を注いてくれました。なるほど、古いワインです。それでも果実味があふれ、何年の熟成にも耐えることが出来るパワフルなワインだということを証明してくれました。 建物の裏には、小さいながらも可愛らしい裏庭があります。ワイングラスを持って裏庭で過ごすのもオシャレになってしまう、写真写りのよいとても可愛いワイナリーでした。
ホーニッグ
Honig 今日訪れたのは、ソーヴィニヨン・ブランで有名なホーニッグ(Honig)です。初めてホーニッグに出会ったのは、サンフランシスコのカニ料理で人気のレストラン、クラステーション(Crustacean)です。ガーリックとバターでローストしたシグニチャーディッシュのローストクラブはサンフランシスコの名物でもあり、旅行者の多くが立ち止まるレストランです。しかし、カニのような強めの味のシーフードに合うワインが見つからず、ワインリストと苦戦していると、お店の人が「ホーニッグにしては?」と薦めてくれました。価格が安めなので不安ながらオーダーしたホーニッグのソービニヨン・ブランは、レーベルの裏に描かれた葡萄畑が透明のボトル越しに見えるというオシャレがデザイン。これがなんとカニの味とぴったりマッチングしました。間違ったワインを選ぶと、シーフードの味が生臭くなることも多いのですが、ホーニッグのソービニヨン・ブランはカニの味を引き出す美味しさでした。 ホーニッグはナパの北、ルサフォードという地域にあります。北に伸びる29号道路、別名セントヘレナ・ハイウェイから128号道路に入り少し行った左に位置します。葡萄畑に囲まれた中に一軒家のようなテイスティング・ルームがあります。扉を開けると、中にはソファもあり、本当の一軒家のよう。中央の小さなカウンターの周りにはホーニッグの店員さん達が。最初は「予約は入ってる?」という質問。ホーニグは予約制だったのです。予約制だと知らなかったということを述べると、笑顔で「いいよ別に」と迎え入れてくれました。第一印象はとにかく「フレンドリー」。まるで友達のように接してくれます。 ワインもテイスティングながら多めに注いてくれます。テイスティング中も会話は止まりません。ワインだけでなく、ペットの話しや料理の話も。店員のみんなも冗談を言い合って、とっても明るい雰囲気のテイスティングルームです。こちらがワインに試飲するたびに、感想を聞いてきて、ワイン談義も華が咲きます。「これも飲んでみてよ」とどんどんグラスにワインが注がれます。何杯テイスティングしたか分からないほどです。社員の一人が裏にいって、レーベルの無い、ピンク色の液体の入ったワインを持ってきます。それを注いでくれます。「出来たばっかりのロゼなんだ」と。店員のみんなもそれを飲みながら「うーん、まだまだ熟成が必要だ」とか「これはこれで美味しいね」とか。飲んでみると桃を絞ったような美味しさ。店に出さないワインを飲ませてくれるのもワイナリー巡りの楽しみです。 ちなみにホーニッグはとても環境に配慮をしているワイナリーらしく、太陽電池をつかっていたり、ボトルをリサイクルしていたり、ありとあらゆる所に環境保護のアイデアが生かされているワイナリーだそうです。環境に優しいいワイナリーは安心出来ます。 ホーニッグは、1964年にルイス・ホーニグが68エイカーの土地を買って、ソービニヨン・ブランとカベルネ・ソーヴィニヨンを植えた時に始まります。残念なことにルイスは他界してしまいますが、ルイスの子供達はルイスの夢を叶えよう、と1981年にホーニッグの倉庫でソービニヨン・ブランのワインを造り、これがなんとオレンジ・カウンティ・フェアでゴールドメダルという快挙となります。それから、ホーニッグは本格的にワイナリー経営に乗り出すことになります。 ワイナリー経営が成功して、ワインもあちこちで賞を取るようになりました。Wine Spectator誌では、2007年のカベルネが92点。2009年のソービニヨン・ブランはトップ・バリューワインとして同誌に評価されました。ロバート・パーカー氏のWine Advocate誌では2009年のソービニヨン・ブランのルサフォード・リザーブが90点。同誌は2007のカベルネに90点を出してます。 やはり有名なソービニヨン・ブランがおすすめです。軽やかなのに、香りはトロピカル・フルーツやグレープフルーツ。あまりオーク樽の味が強くなく、きれ味があるワインに出来上がっています。カニ料理と合うわけです。見てみると99%がソービニヨン・ブラン、1%がセミリオンでした。デザインの凝ったワインボトルはお土産にもぴったりかもしれません。地元のルサフォードで取れるソービニヨン・ブランはもっとシンプルなボトルデザイン。ルサフォードのソービニヨン・ブランは逆にちょっと温かみのある桃の香りです。どちらとも欲しくなってしまうワインです。カベルネはカベルネ・フラン、プティ・ヴェルドがほんの少し入ったタイプです。これも香りが高く、美味しいワインです。 家族的で居心地が良すぎるのか、他のお客さんもソファでゆったりと友達や店員さん達と談笑しながらワインを楽しんでいます。長居してしまいそうなワイナリーでした。
マム ナパ スパークリングワイン
MUMM NAPA マム ナパはカリフォルニアのスパークリングワインメーカーです。素敵なセッティングのワイナリーで、訪れていた人達は笑顔でハッピーでした。これもカリフォルニアの青い空の下、素敵なワイナリーでスパークリングワインを満喫していたからなのでしょうか。 これからカリフォルニアは、外で飲む程よく冷えたスパークリングワインが美味しい季節になります。日本もこれからの季節には冷やしたスパークリングワインが美味しいのではないでしょうか。 [caption id="attachment_4272" align="aligncenter" width="300" caption="マム ナパのサイン "][/caption] 1979年にフランスのシャンペンハウスのG.H. Mumm が一つのプロジェクトとして、アメリカでワイン造りを始めることになりました。それは、シャンパーニュのブドウと高い技術を使ってワイン造りができる土地を探すことから始まりました。そのプロジェクトは、40年以上の経験をもつスパークリングワインの作り手 Guy Devaux に託され、彼はナパバレーをその地に選びました。 そして1986年にはワイナリーが設立されました。ここではシャンペン造りの経験と新しい技術を使ってスパークリングワインが造られています。そして現在のワインメーカーはフランス シャンペン出身のLudvic Marvinで、彼はワイン造りをシャンペンで学び、フランスの有名なシャンペンハウスCharles HeidCharles Heidseick, G.H.Mumm、カリフォルニアのPiper Sonoma に従事していた経験豊かなワインメーカーです。 [caption id="attachment_4254" align="aligncenter" width="300" caption="テラスからの眺めは最高"][/caption] [caption id="attachment_4255" align="aligncenter" width="300" caption="青空の下でスパークリングワインが楽しめます。"][/caption] マム ナパではいくつかのテイスティングコースがあります。(2011年4月現在) ウォークインのテイステイングは予約が必要なく、料金は7ドルから25ドルです。 テラステイスティング(上記写真)は予約が必要で、料金も45ドルからと少し高くなります。 また、テイスティングツアーもありこちらは20ドルからです。こちらもシーズンの時は混むようなので、事前に予約を入れた方がいいでしょう。 マムナパのテイスティングの割引券はこちらからどうぞ。(サイトは英語になります。割引券は2011年4月現在のものです。事前にご確認ください。) [caption id="attachment_4256" align="aligncenter" width="300" caption="室内のテイスティング、窓からの眺めがすごいです。"][/caption] [caption id="attachment_4262" align="aligncenter" width="300" caption="マム ナパのスパークリングワイン"][/caption] テイスティングしたスパークリングワインの一つが、マムナパ ブリュットリザーブ(メーカー小売価格36ドル)です。これはトースト、ビスケット、スパイス、モカ、トフィー、熟したフルーツ、丸みのあるクリーミーな口当たりなどと表現されています。92ポイント、ワインエンスーシアスト。90ポイント、ワインスペクテーター。 [caption id="attachment_4257" align="aligncenter" width="300" caption="スパークリングワインとドライフルーツ"][/caption] [caption id="attachment_4258" align="aligncenter" width="300" caption="お土産コーナーはお客さんでいっぱいでした。"][/caption] マムナパのスパークリングワインは、フランスの伝統的の技術と新しい技術を駆使して造られています。シャンペン地方で造られていないのでシャンペンと呼ぶことが許されていませんが、おいしいスパークリングワインです。気軽に試してみてはいかがでしょうか。 注)このエントリーで使われている写真は2010年秋に撮影されたもので、ぶどうの葉が黄色くなっています。
ロバートシンスキー
Robert Sinskey 今日は、カリフォルニアワインで有名なナパにあるワイナリー、ロバートシンスキーをご紹介します。ロバートシンスキーは、ナパヴァレーのスタグスリープ地区のシルバラードトレイル沿いにある素敵な建物のワイナリーです。そして、家族で協力しながら運営を盛り上げているワイナリーでした。 [caption id="attachment_2755" align="aligncenter" width="300" caption="ワイナリーの入り口"][/caption] 私が初めてロバートシンスキーのワインを飲んだのは、以前カリフォルニアのバークレーにある有名なレストラン、シェパニーズで食事した時でした。店 の人にその日の食事に合ったワインを聞いたところ、ロバートシンスキーのワインを勧められました。美味しいワインだったので、いずれワイナ リーを覗いて、他のワインもテイスティングしてみたいと思っていました。(レストラン、シェパニーズについてのエントリはこちらをご覧ください。) [caption id="attachment_3360" align="aligncenter" width="300" caption="Robert Sinskey Vineyard Pinot Blanc Los Carneros 2009"][/caption] ロバートシンスキーの設立者ボブ シンスキーは医療従事者でしたが、定年後の事を見込んで、1970年の後半から、ナパサイドのカルネロスの土地を購入してブドウ栽培を始めました。それから彼の、" パーフェクトなピノの土地 " を探す旅が始まったそうです。彼の作ったブドウはアカシアワイナリーに購入されるようになりました。その後ワインメーカーを雇い、自分でワイン作りも始め、そして1988年にワイナリーをオープンしました。 ロバートシンスキーはボブシンスキーの息子の名前ですが、今ではワイナリーはロバートを中心に経営されています。設立者のボブはコンサルタントとしてワイナリー経営に携わっています。 ロバートのゴールは、食事に合うピュアなワインを作ることです。彼は、ワイン作りは土地を大切にすることから始まると信じています。そして、1991年にヴィンヤードをオーガニックに変え、地球に優しい方法でぶどう栽培をしています。また、ワイナリーの75パーセントの電力は、ソーラーパワーやバイオディーゼル(彼らのトラックやトラクターは、レストランで使われたオイルなどからできた燃料)を使っているそうです。 ワイナリーにはキッチンがあるのですが、ロバートの奥様、マリア シンスキー はシェフで、ワイナリーでテイステイング用の料理を担当しているようです。彼女はサンフランシスコの料理学校、カリフォルニアクリナリーアカデミーを卒業し、デンマークのペイストリーの学校で学びました。その後はフランス、イタリアのミシュランで評価されたレストランで修行したそうです。そんな彼女は料理本も出版しています。 [caption id="attachment_3269" align="aligncenter" width="300" caption="マリアシンスキーとワイナリーのキッチン(サイトより)"][/caption] [caption id="attachment_2759" align="aligncenter" width="300" caption="ワインとホームメードのベーカリー"][/caption] 今回は予約なしのウォーク イン テイステイングでしたが、これは25 ドルでいくつかのワインの試飲とホームメイドのベーカリーが含まれていました。他には、マリア シンスキーの料理が一 緒に楽しめる、ファーム トゥー テーブル テイスティングツアーがあり、こちらは60 ドルで要予約です。(2011年1月現在) ロバートシンスキーでは、いくつかの白ワインにガラスの栓、ヴィノルック(Vino-Lok)が使われています。この栓はコルクの代わりとして、 2001、2002年頃から現れたようですが、見た目はいいのですが、まだ問題もある栓だそうです。それは、使われ始めてから10年足らずなので、ワインへ の影響などのわからないということと、コストが高い事だそうです。ワインの栓はこのヴィノルックの他に、昔ながらのコルク、スクリューキャップなどいくつかありますが、いろいろと議論され続けているようです。また改めて、いつかこのトピックを取り上げてみたいと思います。 [caption id="attachment_3235" align="aligncenter" width="300" caption="テイスティングカウンター"][/caption] ワイナリーは新しくてお洒落な建物でした。そして窓からたくさんの光が差し込む明るいテイスティングルームでは、多くの人がワインを楽しんでいました。カウンターでテイステイングを楽しんだ後は、ハーフボトルを購入してワイナリーの庭でゆっくりとワインを楽しみました。実は、こちらに来る前に立ち寄ったオークビルヴィレッジでアーモンドオリーブとドルマ(Dolma)を少し買っていたので、これをワインと一緒に。 [caption id="attachment_3236" align="aligncenter" width="300" caption="オークヴィル ヴィレッジ グローセリー"][/caption] [caption id="attachment_2762" align="aligncenter" width="300" caption="オリーブなどと一緒に"][/caption] この日は、そんなに混雑していませんでしたが、隣のテーブルにはすでにフルボトル1本を開けている家族がいました。イタリア系?中東系?どこの人達かわかりませが、お祖父さん、お祖母さん、二人兄弟と、その一人の奥さんと娘という家族でした。 その家族は、しばらくすると荷物をまとめて去っていきました。でも10分後くらいに、お祖母さんと孫娘の二人がテーブルにまた戻ってきました。そしてその孫娘が、車の鍵を中に入れてロックしちゃったと言いました。すると家族の全員がぞろぞろと戻ってきました。私が大丈夫なの?と聞くと、家族の一人が、AAAが1時間ぐらいで来るから大丈夫と。 そして他の一人が、それまでもう一本ワインを開ける口実ができたと言って、家族みんなで笑っていました。私も思わず一緒に笑ってしまいました。(でもそれって昼間からワイン2本開けるって事ですよね?) [caption id="attachment_2764" align="aligncenter" width="300" caption="外の席でゆっくりとテイスティングできます。"][/caption] この日は、家族で協力して運営しているワイナリーで、美味しいワインと簡単なおつまみと陽気な家族と楽しい時間を過ごすことができました。
ドメーヌ カルネロス
Domain Carneros 今日のワイナリーは、カリフォルニアワインで有名なナパにあるスパークリングワインのワインメーカー、ドメーヌ(ドメイン) カルネロスのワイナリーです。1970年後半にフランスの歴史あるシャンペンメーカー、シャンパーニュテタンジェ (Champagne Taittinger)の当時のプレジデント クルードテタンジェはアメリカンワインの将来性を見込んで、アメリカでのワイナリー設立の為の土地を探し始めました。 そして1987年にパートナーであるアメリカのコブランド コーポレーション(kobrand Corporation)と共に、カリフォルニアナパヴァレー のカルネロスならワールドクラスのスパークリングワインを作ることができるという確信を持ってドメイン カルネロスの設立が始められました。 [caption id="attachment_2420" align="aligncenter" width="300" caption="ドメーヌカルネロスのシャトー"][/caption] [caption id="attachment_2579" align="aligncenter" width="300" caption="カルネロスのシャトー"][/caption] カルネロスのシャトーは1989年の完成後、この辺りのランドマーク的存在となっています。このクラッシックな18世紀シャトースタイルの建物は、フラン スのシャンパーニュにあるテタンジェの歴史あるシャトー デ ラ マルケットリー (Chateau de la Marquetterie) の影響を受けて建てられました。そしてこのフレンチスタイルのエレガントなシャトーからは一面に広がるブドウ畑を一望することができ、訪れた人を魅了して います。そしてメインシャトーの後ろに併設さらたピノノアールのファシリティーのソーラーコレクションシステムは、ワイナリーの中では世界一の規模だそう です。 ドメインカルネロスによると、このカルネロス地区はスパークリングワインに使われるブドウ作りに理想的な地区だそうです。ブドウの成長期は霧やブリーズによって適度に涼しく、それはバーガンディーより少し涼しくそしてシャンパーニュより少し暖かく、この最高のコンデションがゆっくりと熟されたパーフェクトの酸味のバランスのピノノアールやシャルドネを作り出すことができるそうです。 [caption id="attachment_2421" align="aligncenter" width="300" caption="テイステイングを楽しむ人々"][/caption] テイスティングはバルコニーか室内のテーブルどちらかを選べます。この日はすばらしい快晴で、それでいて涼しく過ごしやすかったので外の席にしました。席からは広い青い空と緑のぶどう園が一望することができ、自然に囲まれて気分が晴れやかになりとてもリラックスできます。 [caption id="attachment_2422" align="aligncenter" width="225" caption="シャトーの室内"][/caption] [caption id="attachment_2423" align="aligncenter" width="300" caption="室内のテーブル"][/caption] [caption id="attachment_2424" align="aligncenter" width="300" caption="テイステイング"][/caption] 写真を見てもらえればわかりますが、それぞれのワインのラベルと説明の書かれたメモの上にテイスティングのワインが用意されます。自分のペースでゆっくりスパークリングワインを楽しむことができます。 [caption id="attachment_2425" align="aligncenter" width="300" caption="チーズの盛り合わせ"][/caption] ここでは、カフェやバーなどで軽くお酒を飲むようにテイステイングを楽しむ事ができます。自分達のテーブルを確保したら、スパークリングワインといくつかあるおつまみを注文してテイステイングできます。今日はチーズとドライフルーツの盛り合わせを一緒に注文しました。チーズはゴートチーズ、ブルーチーズと、もう一種類ありました。ドライフルーツはイチゴ、クランベリー、他にピスタチオとクラッカー、と、とても食べきれないぐらいです。もしテイスティングをと考えている方は、少しお腹に余裕を持って来たほうがいいかもしれません。もちろんナパにはいくつも有名なレストランがあるのでそちらでの食事も優先したいですが、お腹のスペースの事も考えながら観光計画を立ててください。 ドメイン カルネロスのスパークリングワインとワインのリビューです。 ドメインカルネロス 2002年 レ レヴェ ブランク デ ブランクス Domaine Carneros 2002 Le Reve Blanc de Blancs 93ポイント ワインスペクテーター ドメインカルネロス 2005年 ブリュット ヴィンテージ キュべ Domaine Carneros 2005 Brut Vintage Cuvee 91ポイント ワインニュース 93ポイント ワインスペクテーター ドメインカルネロス キュヴェ デ ラ ポンパドール ブリュット ロゼ Domaine Carneros Cuvee de la Pompadour Brut Rose サンフランシスコ クロニクル 2009年ワインコンペ ダブルゴールド受賞 ドメインカルネロス 2006年 ザ フェイマス ゲート ピノノアール Domaine Carneros 2006 The Famous Gate Pinot Noir 92ポイント ワインエンスーシアスト
ロンバウアー
ROMBAUER VINEYARD ロンバウアーのワイナリーは、シルバラードトレイルからそれて少し行ったところの小高い丘の上にありました。、そこからの眺めはすばらしいものでした。緑に囲まれたワイナリーでした。 [caption id="attachment_2410" align="aligncenter" width="300" caption="庭からの眺め"][/caption] [caption id="attachment_2415" align="aligncenter" width="300" caption="ロンバウアー"][/caption] コーナーロンバウアー(Koerner Rombauer)と彼の妻ジョアンはコン クリークワイナリー(Conn Creek Winery)でワインビジネスの経験を積んでいました。そのころより二人は自分達のレーベルのワインを造りたいと思っていました。そして1982年にコーナーが自分のワイナリーロンバウアーを設立しました。そのころジョアンはコン クリーク ワイナリーからスタグス リープ ワインセラーに移り、そこでインターナショナルセールス ディレクターとしての経験を積んでいました。そして設立11年後、ロンバウアーの経営も順調になり、セールス経験が豊かなジョアンもロンバウアーの運営に参加しました。彼らの娘と息子も運営を手伝っていて、家族経営のファミリーワイナリーです。 ちなみにコーナーロンバウアーの叔母であるイルマ ロンバウアーは、アメリカで最も発行されている料理本の一つ、The Joy of Cookingの作者です。 [caption id="attachment_2414" align="aligncenter" width="300" caption="テイステイングルームのある建物"][/caption] テイスティングは$10でいくつかのワインが楽しめます。 テイスティングカウンターの人達も親切でした。 そしてここはドッグフレンドリーのワイナリーでした。テイスティングルームまで入ることが許されています。 ここでいくつかロンバウアーワインの評価をご紹介します。 2005年ロンバウアーシャルドネ カルネロス 2005 Rombauer Chardonney Carneros 92ポイント ワインスペクテーター 2007年のワインスペクテーターのトップ100ワインで39位に選ばれています。 2007年ロンバウアーシャルドネ カルネロス 2007 Rombauer Chardonney Carneros 91ポイント ワインスペクテーター 熟れた洋ナシ、アップル、ハニーデューメロンのフレーバーがスパイシー、トースティーオークに覆われ、リッチでクリーミー、ほんのり甘いフルボディー、2011年ぐらいまでが飲み頃とコメントしています。 2008年 ロンバウアーシャルドネ カルネロス 2008 Rombauer Chardonney Carneros シルバーメダル サンフランシスコ クロニカル ワイン コンペティション ゴールドメダル サンデスティン ワイン フェスティバル (フロリダ) ロンバウアーには他にジンファンデルやカベルネもあります。それらもいろいろなワインコンペで入賞しているようです。 [caption id="attachment_2412" align="aligncenter" width="300" caption="テイスティングルーム"][/caption] [caption id="attachment_2416" align="aligncenter" width="300" caption="庭でワインを楽しむカップル"][/caption] この日はシャルドネを何本か購入して帰ってきました。
ヘス コレクション ワイナリー
HESS COLLECTION WINERY カリフォルニアのナパヴァレーのセントヘレナハイウェイからマウントヴィーダー(Mount Veeder)に向かう坂道を上ったところにヘスワイナリーはありました。 ヘスは1978年にドナルド へスによって創設されたワイナリーです。そして4つの国にある、ヘスファミリーのニューワールドワインワイナリーのメンバーです。アメリカでは他にナパのARTEZIN WNES,北カリフォルニアのSEQUANA WINES,そしてアルジェンティーナのCOLOME,南アフリカのGLEN CARLOU,オーストラリアのPETER LEHAMANN WINES がヘスファミリーのメンバーです。ヘスファミリーエステートは1844年にスイスで創業され、ワイナリー以外に商業、個人用不動産、ホテル、レストランやブティック経営をしています。 [caption id="attachment_2271" align="aligncenter" width="300" caption="ヘスワイナリーの庭"][/caption] [caption id="attachment_2272" align="aligncenter" width="300" caption="テイスティングルームの建物の入り口"][/caption] ワイナリーは1903年に建てられた建物を改装したようです。建物は3階建てになっていて、1階はテイスティングルームとワインやワイナリーグッズなどお土産に喜ばれそうな物が売っているショップがあります。2階と3階はヘス アート コレクション ミュージアムになっています。このミュージアムは1989年より公開されていて、ワイナリーにテイスティングに行った際に鑑賞できます。 (料金フリー) ドナルド へスは若いころからアートコレクションを始め、ここ20年間のトップ200のコレクターの一人と認識されているようです。そして彼のコンテンポラリーアートコレクションは、このヘスワイナリー以外にアルジェンティーナのCOLOME,南アフリカのGLEN CARLOUのワイナリーでも鑑賞できるようになっているようです。 ドナルド ヘスのワインビジネスとアートコレクションを関係付けるちょっとした話をご紹介します。30年程前にスイスのアーティスト Rolf Iseli は貧しい芸術家であったにもかかわらず、自分の作品をドナルドに売る事を拒んだようです。彼はドナルドのビジネスが地球を汚染し環境に良くないと信じていたからだそうです。その後ドナルドは彼のビジネスを見直し、環境破壊のない持続可能なナチュラルビジネスを実行していくことを誓ったそうです。そして今ではヘスファミリーワイナリーはオーガニックで環境に配慮した有機農法を実行しているということです。(ヘスファミリーウェブサイトより) [caption id="attachment_2274" align="aligncenter" width="300" caption="ワインなどを販売しているショップ"][/caption] [caption id="attachment_2275" align="aligncenter" width="300" caption="ヘスのシャルドネ"] テイステイングルームはたくさんの人で混み合っていました。カウンターにスペースを確保してテイスティングを始めました。テイステイングは10ドルで最近のリリースワインのリストから4つのワインを選べます。テイステイングでは、一杯終えるとグラスを変えてくれる心配りがありがたかったです。そしてカウンターの人と話をしてみると、最近ではヘスではフランスに研修に行ってワイン造りをさらに勉強しているということでした。そう言われてみると、なんとなく、この日のヘスのワインは典型的なカリフォルニアワインとはちょっと違って、それでどこなくフランスワインに近くなっていたような気がしたような。。。 [/caption] この日のテイステイングワインです。 2007年へス コレクション マウントヴィーダー シャルドネ 2007 Hess Collection Mount Veeder Chardonnay オレンジの花の香り、ネクタリン、ドライドアプリコットのテイストはっきりしたフルーツが特徴のワインだそうです。 90ポイント ワインスペクテーター 2007年ヘス ススクール ヴィンヤード シャルドネ 2007 Hess Su'skol Vineyard Chardonnay フレッシュシトラスのフレーバーでグリルしたシーフード、シュリンプ、カニなどと相性のよいワインだそうです。 2007年へス アロミ ヴィンヤード カベルネソーヴィニヨン 2007 Hess Allomi Vineyard Cabernet Sauvignon ラズベリー、ブラックチェリー、バニラの香り、熟したチェリー、プラム、カラントのフレーバー 2006年へスコレクション マウントヴィーダー カベルネ ソーヴィニヨン 2006 Hess Collection Mount Veeder Cabernet Sauvignon シグナチャーのマウントヴィーダーカベルネ、濃縮したフルーツのフレーバーでこくのあるタンニンのあるワインだそうです。 92ポイント ワインエンスーシアスト 89ポイント ワインスペクテーター [caption id="attachment_2277" align="aligncenter" width="300" caption="カウンターでワインを注いでもらう"][/caption]
シャトー・トレビアック
2012年1月5日
今回のカリフォルニア・ワインのブログは、海を越えてヨーロッパからの発信です。ここはローマの遺跡が残るアバンシュというスイスの片田舎、ジュネーブとチューリッヒの丁度中間に位置しています。都市から週末に抜け出してノンビリするには良い場所かもしれません。ローマ遺跡の上に造られたダウンタンはとても可愛い街で... Read more of this article
カリフォルニアワインツアーのお知らせ
2011年9月6日
Planning Bois Noir Napa & Sonoma Winery Tour 本日は、11月に予定されている ワインスクール ボワ・ノワール、アメリカ ナパ&ソノマ ワイナリーツアーについてご紹介させていただきます。(以下ツアーパンフレットより... Read more of this article
ザ ガール アンド ザ フィグ
the girl and the fig 以前から気になっていたフレンチレストラン、ザ ガール アンド ザ フィグに行きました。レストランはカリフォルニアワインで有名なソノマのダウンタウンにあります。ソノマは、サンフランシスコからハイウェイ101号で1時間ほど北に上... Read more of this article
ルナ
2011年8月3日
Luna カリフォルニアワインで有名なナパヴァレーのシルバラード・トレイルを南から走り、スタッグズ・リープ地区に差しかかる前に左に見えるのがルナ(Luna)というワイナリーです。創立は1995年、まだ若いワイナリーで、知名度もさほど高くないかもしれません。大きなオリ... Read more of this article
和厨
2011年7月28日
Wakuriya 夏の暑い季節は冷えた白ワインやシャンパン/スパークリングワインを飲んでいます。(冷たく冷えたビールも好きですが。)暑い日に雫で曇ったワイングラスやワインクーラーに入ったボトルを見ると、少し涼しくなったような気がします。 先日和厨に... Read more of this article